MetroPolitan Timber Architecture

都市木造について

都市木造とは、都市のなかに建つ大規模な木造建築のことです。
日本では古くから大規模な建築も木造で建てられてきました。法隆寺や東大寺といった伝統木造、明治に入って構造力学を取り入れた近代木造といった様々な木造建築で大規模なものも多く存在しました。しかし、大火や台風被害の影響で、1919年に市街地建築物法、1950年に建築基準法が制定され、都市のなかの大規模な木造建築は禁止されました。それから80年、木造建築は小規模な住宅建築に限られてきました。
しかし、2000年に建築基準法が改正されて、どこにでもどんなものでも木造建築を建てることが可能になりました。そして、木質材料の進化と構造実験などの研究開発によって、構造解析が可能になってきています。また、耐火部材も開発され、地震にも火災にも強い木造建築がつくることができるようになってきています。

HUGでは、NPO法人 team Timberize(ティンバライズ)とともに都市木造の技術開発や普及活動に取り組んでいます。
都市木造は木造の最新技術をつかった新しい木造建築です。古くて新しい素材である木を都市でつかっていくことで、日本固有の地域性を持った新しい風景、新しい文化をつくっていけるのではないかと考えています。


都市木造の設計デザインなどのご依頼があれば、HUGにご相談ください。構造、防耐火などの専門家とともに様々なケースにご対応させていただきます。