CLT SLAB + Steel Pillar

CLTによるフラットスラブ構造

CLTの床スラブとスチールの柱のハイブリッド建築です。柱の上部にキャピタルをつけることで梁をなくして、コアゾーンの耐力壁で水平力を負担することで、スリムな柱とフラットスラブで構成されるシンプルで伸びやかな空間を創出しています。
床スラブがそのまま延びて、庇を形成しています。庇は外観に木の表情を出したり、日差しをコントロールする効果があるだけでなく、外壁を木で仕上げる際には保護やメンテナンスに有効です。CLTの床スラブ下面は燃えしろで被覆しており、天井面は床スラブの木がそのままあらわしで見えています。キャピタルは被覆していないので火災時には燃失しますが、燃え残った断面で建物が壊れないように床スラブの厚みを設定しています。

<設計:山田敏博、加藤征寛(team Timberize)>