BANCO

つながるベンチ

BANCO(バンコ)は組立式ベンチです。脚パーツに座面を差し込み、クランプを回転させて固定します。道具を使わず、手だけで簡単に組み立てることができます。また、スタッキングが可能なので、在庫しておく際のスペースを軽減できます。
杉の間伐材の幅はぎ材を使っています。塗装には国産の天然油性自然塗料を使っており、屋外での耐候性を持っています。シンプルなデザインによって、木の心地いい素材感を引き出しています。
BANCOは連結しても使えます。複数のベンチをつなげて組立てると、長いベンチがつくることができます。その際、中間の脚パーツが余り、そのままスツールとして使うことができます。また、テーブルの脚パーツはベンチの肘掛けやサイドテーブル、ハイスツールとしても使えます。持ち運びやすく、手軽に複数の使い方ができるので、さまざまな場所や用途での活躍が期待できます。

品川区商店街連合会では、区民に間伐材に親しんでもらうきっかけづくりとして、毎年商店街に休憩用ベンチを設置しています。今回のベンチには、品川区のふるさと協定先である山梨県早川町の「マウントしながわ」で区民が伐採したスギ間伐材を活用しています。
ベンチの誕生には、早川町も参画する「やまなし水源地ブランド推進協議会」が協力しています。やまなし水源地ブランド推進協議会は、山梨県内3町村を中心に産官民で地域活性化を進める団体です。製品の企画をイトーキ、デザインをHUG、材の手配などを木netやまなしがネットワークでつなぎ、最後の工程である塗装は区民の参加型ワークショップを開催し、商店街の子供たちと一緒にみんなで仕上げました。品川区の宮前商店街、二葉神明商店街、戸越銀座商店街では、商店街の子どもたちと一緒に塗装したベンチが使われています。
また、2016年1月には2回目の塗装ワークショップを八潮児童センターで開催しました。その日は「八潮電車まつり」というイベントが行われており、たくさんのお子さんが参加してくれました。ペイントしたベンチは八潮パトリア会、戸越公園駅前南口商店街、立会川駅前通り繁栄会などに設置されています。

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<2014, 品川区商店街連合会, やまなし水源地ブランド推進協議会, NPO法人木netやまなし, 株式会社イトーキ, 株式会社HUG>