KACHI-UMA by 大堀相馬焼

デザインの力で東日本大震災からの復興を目指すプロジェクト

江戸時代から約300年続く大堀相馬焼は福島県双葉郡浪江町で生産されてきた焼物です。江戸時代末期には窯元も100戸を越え、発展を遂げました。その後、交通の発達による競争激化や戦争による大きな打撃などにより冬の時代を迎えました。戦後にアメリカへの輸出で立ち上がりましたが、2011年の東日本大震災の福島第一原発事故により窯元全てが強制退去を余儀なくされました。
しかし、「デザイン」と「グローバル」を軸にして、大堀相馬焼は再び立ち上がろうとしています。

大堀相馬焼の「走り駒」は常に左を向いている「左馬」それは「右に出るものがない」という意味から縁起良いとして地域では親しまれてきました。従来の手書きの絵の馬にとらわれず、新しい発想と感性で描かれた「馬」で表現しよう。そんな想いから「KACHI-UMA by 大堀相馬焼」がはじまりました。
様々な分野で活躍しているクリエイター10人が300年培われてきた伝統の馬に代わって、それぞれの「馬」を生み出しました。 2014年は午年。12年に一度のこの年だからこそ、大堀相馬焼に宿る10匹のUMAが日本中、世界中を元気に疾走します。
HUGでは、馬の足跡をモチーフにしたデザインをしました。大堀相馬焼の特徴である二重焼のためのハート型の穴を足跡の一つに見立てています。

『遥かなる未来を目指すにも、
 深い歴史を刻むにも、
 ぼくらは一歩ずつ進むしかない。
 その一歩一歩は小さいかもしれない。
 でも、一歩分だけ前に進める。
 歩き出そう。
 その足跡がきっとぼくらの勇気になる。』

<2013, ガッチ株式会社, 株式会社HUG>


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